福島のおいしいお酒52蔵が登場し、会場は日本酒ファンで埋め尽くされる「ふくしまの酒まつり」。

唎酒師として人気の山内聖子さんがレポートします!

 

<山内聖子さんプロフィール>

呑む文筆家・唎酒師。公私ともに17年以上、日本酒を飲み続け、全国の酒蔵や酒場を取材し、数々の週刊誌や月刊誌などで執筆。

日本酒イベントやプロに向けたセミナーの講師としても活動している。著書に『蔵を継ぐ』(双葉社)。

ただいま、二作目の日本酒本を執筆中。

 

 

プロが認める酒どころ「福島県」

全国には、おいしい日本酒をつくる“酒どころ”がたくさんあります。

以前まで酒どころとは、特定の限られた場所をあらわす言葉でしたが、今や地域でくくれないほど、おいしい日本酒をつくる酒蔵が各地に広がっています。

なかでも、近年、酒どころの新興地として、もっとも勢いがあるのが福島県です。

明治44年に発足され、日本酒のコンテストのなかでいちばん由緒がある「全国新酒鑑評会」では、最高賞である金賞を獲得した酒蔵の数が、7年つづけて日本一という快挙を成し遂げ、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで、日本酒のおいしさを向上しつづけています。

さらに、ただの成績優秀なお酒がそろっているだけではありません。

それぞれの酒蔵がつくる日本酒は、おいしいだけではなく、スッキリしたシャープなお酒から、香りが華やかなもの、しっかりしたフルボディなタイプまで、酒蔵ごとにキラリと光る個性があります。

いわば、競技の団体戦だけではなく、個人戦にも力を発揮するのが、福島の日本酒なのです。

 

30度を超える炎天下にもかかわらず、開始時間の16時から日本酒の匂いをかぎつけたお客さんたちが続々とやってきて、お目当ての酒蔵がいるブースでお酒を注いでもらい(しかもなみなみ!)、口にした誰もがうれしそう。

私も早速いただきましたが、暑いなか、キリリと冷えた日本酒は心地よく体に染みてきます。

 

会場では、福島の野菜や魚を使ったおつまみもたくさんあり、ついつい飲み過ぎてしまいそうなくらい、日本酒がすすんでしまいますねー。

 

とくに魚介類の素材の味を生かしたカマボコは、お酒を飲ませる最強のつまみです。

この会の魅力は他にもいっぱい。

 

もっと女性にも日本酒を気軽に飲んでほしいと、会場には女性優先ゾーンがあり、飲んべえの男性たちで熱気ムンムンのテーブルとは違い、ちょっぴり優雅にゆったりと日本酒を楽しめるのが女子としてはうれしいですよね。

 

女性限定で試飲できるリキュール売り場も近くにあって、日本酒以外のお酒を楽しめるのは女子の特権。

 

さらにさらに、使い終わった飲食チケットを持っていくと、福島県産のお米や、「日本橋ふくしま館」で使えるサービス券がもらえるという、まさに女子に至れり尽くせりのイベントでした。

 

 

山内さんが厳選!おすすめのふくしま日本酒6つ

さて、数多くの日本酒をいただいたなかで、私が今回おすすめしたいのは以下の6銘柄。

福島といえば「飛喜露」「冩楽」などのスター銘柄の他、「大七」のような日本酒愛好家から長年支持される酒など、おすすめはたくさんありますが、今回は地元に根づいた地酒や、まだあまり知られていない若手の蔵元がつくった日本酒を中心に選んでみました。

 

 

奈良萬(喜多方) 

福島の米と水、酵母を使うなど、オール福島県産でつくった日本酒です。

なめらかな口当たりが気持ちよく、端正な旨みと甘みがのびのびと口いっぱいに広がります。

ずっと飲んでいたくなる心地よさがありますね。

喜多方の地元はもちろんのこと、全国の日本酒ファンから愛される銘柄です。

 

 

ささまさむね(喜多方)

若干20代の次期蔵元がつくる日本酒。

みずみずしいタッチと、可愛らしい甘酸っぱさにキュンとさせられる味わいです。次世代の福島を担う日本酒として、今後、注目していきたいお酒ですね。

 

 

口万(南会津)

“ろまん”と読む名前の通り、うっとりする甘みが特徴の、情緒的で甘美な味わいの日本酒です。

福島の米や水、酵母を使ったお酒で、地元や全国に根づよいファンを持っている銘柄です。

会場では、一度に何杯も求めるお客さんが多数。

つまり、おかわりしたくなるお酒なのです。

 

 

自然郷(西白河郡)

最近、日本酒ファンの間でじわじわと人気を集めている銘柄です。

洗いたてのシャツのように、シャキッとした口当たりで、キレのいい酸味と甘みが清々しい味わいです。

やや常温でゆるゆる飲むのもおすすめしたいです。

 

 

南郷(東白河郡)

このお酒に惚れ込んだ、東京出身の蔵元がつくった日本酒です。

ほっこりしたボリュームのある旨みが特徴で、これぞ、地酒と言ったどこか懐かしいホッとする味です。

冷やしてもいいのですが、秋から冬にかけては、常温や熱燗でじっくり飲みたくなりますね。

 

 

三春(田村郡)

東京ではまだあまり知られていない、小さな酒蔵がつくる素朴な日本酒です。

ぽっちゃりした甘みがあり、まるい旨みが口にゆっくり広がります。

まるで田舎の素直な青年みたいに、人なつっこくて飲めば気持ちがやさしくなる味わいです。

ほどよく冷やしてどうぞ。

 

 

現地ふくしまで!10月26日、27日、福島県内初開催「ふくしまの酒まつり」

さてさて、あなた好みの日本酒はどれでしょう?

なんと!これらの日本酒を含めた福島のおいしい日本酒は、10月26日(土)、27日(日)に福島駅で、県内初の開催となる「ふくしまの酒まつり」で楽しめるのだとか!

ぜひ味わってみてくださいね。福島の美酒が一度に味わえるまたとないチャンスです。

 

前売券は9月20日から販売開始予定です。

お求めは、福島県内は、福島県酒造協同組合http://sake-fukushima.jp/、福島県観光物産館https://www.tif.ne.jp/bussan/bussankan/、東京都内は日本橋ふくしま館http://midette.com/まで!

※なお、ステージイベントの詳細などは、決定次第、順次発表

 

 

SPECIAL PRESENT☆

記事の中で山内さんが紹介した福島の日本酒1種を3名様にプレゼント!

10月のイベント前にそのおいしさを自宅で楽しんじゃおう!

 

【応募締切】2019年9月30日(月)

 

 

取材・文 山内聖子

Writer

この記事を書いた人:呑む文筆家・唎酒師 山内聖子

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